❓パーマってどれくらい持つんですか⁉️其の二

お客様から問い合わせが多いパーマの持ちについて〜其の二〜

「パーマのもち」が違う理由には大きく4つのポイントがありますとお伝えしましたが

今回はこちら



2 パーマをかける前の髪の状態によって違う

髪の状態とはこれまでどのような施術を髪にしてきたのかという所がポイントです。
今生えている髪の毛(パーマをかける部分)に過去に何をしてきたかによって「パーマのもち」は違って来ます。

ヘアカラーなどを繰り返していると、髪の内部を少しずつ傷つけている事になります。
ナチュラルトーンのカラーリングであれば繰り返しカラーをしていてもパーマをかけるのにそんなに問題はありませんが、
明るめのカラーなどはパーマが取れやすくなる可能性があるのです。


★ハイトーンのカラーリング

ハイトーンのカラーの場合は髪を明るくする際にとってもパワーが強いカラー剤を使用します。

退色すると黄色っぽくなるくらいのハイトーンの場合は髪の内部の成分を傷ついて、タンパク質が少なくなっています。
タンパク質が少なくなっていると、髪に弾力が無くなっていくので、パーマをかけてもカールが出にくくなってしまう。
なので、ハイトーンのカラーをした事がある髪の毛だとパーマが取れやすいことがあります!

★グレー染め(白髪染め)のカラー

グレー染めのカラーは白い髪の毛に色を入れるため、同じ明るさのカラー剤でもパワーが強くなっています。
つまり前述のハイトーンのカラー同様にタンパク質が少なくなり、髪に弾力が出なくなっていくので、
グレー染めをした事がある髪はパーマが取れやすくなることがあります。

 

★ ブリーチカラー

ブリーチカラーをしているとかなり内部のタンパク質がかなり傷んでいるのでパーマをかけても綺麗にカールが出ない事があります。
つまり前述のハイトーンやグレーカラーと同様に髪に弾力が無くなっているので、パーマをかけてもカールが出にくくなってしまいます。

 

そしてブリーチ毛はキューティクルもほぼ開いている状態なので、パーマ剤にかなり過敏に反応を起こします。
使用する薬剤の判断を間違えると強く反応しすぎてチリチリになってしまう恐れがあるのでかなりリスクが高い施術です。


ブリーチにパーマが難しい(かなりリスクが高い)のはこの理由の為です。


ハイライト・ポイントカラーにも要注意
ハイライトやポイントカラーで部分的にブリーチやハイトーンのカラーをしている場合は
同じ薬でパーマをかけるとハイライトの部分だけ薬剤に反応してチリチリになってしまったり、
逆に全体のパーマがかからないということになってしまいます。


ハイライトやポイントカラーを入れる場合は、髪質や明るさによってはパーマがかけられなく事も
多く考えられる事を念頭に入れておくようにして下さい。

 

★ストレートパーマ(縮毛矯正)

薬剤で熱に反応しやすくする→ストレートアイロンの高熱の力でプレスをして真っ直ぐにしています。
髪の内部の物質(タンパク質)が変化してしまっているのです。
その上からパーマをかけようとすると、既に普通の状態では無い髪の毛なのでどのようにパーマ剤が反応するかが未知数です。

 

実際に普通であればパーマがかかるはずなのに、まったくカールが出ない。
もしくは薬剤に反対しすぎてかかりすぎたり、かなり強く傷んでしまう事があります。

 

★これまで何もしたことが無い黒髪(バージン毛)

 

カラーやパーマを何もしていない黒髪でバージン毛の方は髪のキューティクルがしっかりとしています。
逆にカラーなどで、ダメージがあればあるほどキューティクルが開きやすくなっているのでパーマ液が浸透しやすいということなんです!


つまりノーダメージでツルツルの黒髪の場合はパーマ剤が髪の芯まで浸透しにくいので、パーマのかかりが弱くなりがちです。

 

もうひとつの理由として、ノーダメージでキューティクルがしっかりしていると、
薬剤で開いたキューティクルが元の状態(真っ直ぐの時)に戻ろうとする力が強いのでパーマが取れやすくなります。

 

ここまでがパーマをかける前の髪の毛の状態によって
パーマの持ちを左右することのお話しでした。

 

次はパーマの種類やかけるパーマの強さによって持ちが違うを其の三でお話ししていきたいと思います。

 

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